業務用の集塵機には家庭用の掃除機が大型になったようなタイプのものと、工事現場で石を切断するときなどで出てくる粉じんを集塵するタイプのものがあります。
掃除機が大型になったようなものですが、家庭用と比べて吸込仕事率は低いものの、吸い込む力が強いのと、吸い込むゴミの容量が大きいことが特長です。たいていの製品は水分を吸い込むこともでき、そういったものには「湿式」や「乾湿両用」と書かれています。掃除機と比べて業務用集塵機は吸引パワーが強い分、モーターに流れる電流も大きいので、コードが家庭用よりも太く感じると思います。
そして、もう一つのタイプの業務用集塵機は、マンションなどの工事現場でよく見かけるのですが、壁に御影石を使っている建物であれば、御影石を特定のサイズに切断をしないといけません。そのときに石を切っていると粉じんが出てきますが、これが公害になりますので、集塵機で粉じんを集塵するための装置があります。タイルを切断するときも同様です。このときに使用する集塵機も、業務用の集塵機ということになると思います。